整体院の予約方法、61.4%が「予約カレンダー」を選択|新規患者を逃さない「予約導線」の整え方【独自調査】

20〜60代200人への独自アンケート(2026年5月)で、整体院を新規予約するときに最も便利な方法は「予約カレンダー」が61.4%で最多でした。調査結果をもとに、Googleマップ・SNS・ホームページで興味を持った人を新規予約につなげる「予約導線」の整え方と、効果の測り方を解説します。

「ホームページやInstagramは見てもらえているのに、新規予約が増えない」。そんなとき、見直したいのが患者さんの予約までの流れです。

frontLine合同会社では、2026年5月に20〜60代の200人を対象として、整体院の予約方法に関するインターネット調査を実施しました。その結果、最も便利だと感じる予約方法は**「予約カレンダー」が61.4%で最多**となりました。

この記事では独自アンケートの結果を紹介しながら、Googleマップ・SNS・ホームページで興味を持った人を、新規予約につなげるための改善策を解説します。

独自調査:整体院の予約方法は何が便利?

アンケートでは「新規で整体院やサロンを予約する際に、最も便利だと感じる予約方法を教えてください」と質問しました。

最も便利だと感じる整体院の予約方法:予約カレンダー61.4%、電話23.9%、LINE(スタッフとやり取り)12.5%、その他2.3%

図1 最も便利だと感じる整体院の予約方法(社内アンケート集計値)

※小数第1位の丸めにより、割合の合計は100.0%と一致しません。

回答割合が最も高かったのは予約カレンダー(61.4%)で、電話(23.9%)、LINE(12.5%)を上回りました。

予約方法に求めるのは「早さ」と「手軽さ」

別の設問では、予約方法に求めるものとして「すぐに予約が確定できる」「自分のタイミングで予約できる」「やり取りが面倒でない」が上位でした。これは、予約手続きそのものの負担を減らしたいというニーズを示唆しています。

予約方法に求める主なこと(社内資料の上位項目)
① すぐに予約が確定できる
② 自分のタイミングで予約できる
③ やり取りが面倒でない

電話やLINE予約で新規患者を逃してしまう可能性も

電話予約には、症状や施術内容について詳しく相談できるメリットがあります。一方で、受付時間外や施術中は電話がつながらず、その場で予約できないことがあります。

また、特に30〜40代を含む比較的若い世代では、電話でのやり取りに抵抗を感じる方もいます。「電話をかけるのが面倒」「営業時間中に電話する時間がない」といった理由から、予約を後回しにし、そのまま離脱してしまう可能性があります。

LINEは、2回目以降のリピーターとの連絡や予約変更、次回来院の案内などに便利な手段です。一方、初めて利用する整体院の場合、予約のためだけに公式アカウントを友だち追加することに抵抗を感じる方もいます。

さらに、友だち追加後にスタッフとのメッセージのやり取りが必要になると、予約確定までに時間がかかり、途中で離脱してしまう可能性もあります。

そのため、新規患者には会員登録や友だち追加をせずに予約できるWeb予約、リピーターにはLINEを活用するなど、患者さんの状況に合わせて予約方法を使い分けることが効果的と考えられます。

なお、LINEから直接予約カレンダーを開ける仕組みであれば、リピーターにとっての利便性を維持しながら、予約の手間を減らすこともできます。

ポイントは、患者さんが電話やLINEでのやり取りに手間を感じることなく、自分のタイミングでスムーズに予約を完了できるかどうかです。

新規患者を増やす「予約導線」のつくり方

予約導線とは、患者さんが院を知ってから、情報を確認し、希望日時を選び、予約を確定するまでの流れです。

新規患者の予約導線:見つける(Googleマップ・SNS・ホームページ)→予約ページへ(リンク・ボタンで迷わず移動)→日時を選ぶ(空き枠を確認してスマホで選択)→予約確定(予約完了を表示・確認通知を送信)

図2 新規患者の予約導線の設計例(概念図・調査結果ではありません)

1. 24時間のWeb予約を用意する

患者さんが夜間や休日に整体院を見つけても、その場で空き日時を確認し予約できるようにします。予約カレンダーはスマートフォンで使いやすく、予約確定までの操作が少ないことが理想です。

2. Googleマップ・Instagram・ホームページから直接つなぐ

予約ページがあっても、見つけられなければ利用されません。Googleビジネスプロフィールの予約リンク、Instagramのプロフィール、ホームページ上部の予約ボタンなど、来院を検討する人が最初に接する場所から、予約画面へ直接進めるようにします。

3. 新規予約の入力項目を最小限にする

初めての患者さんに、長い会員登録や多くの入力項目を求めると、予約途中で離脱する可能性があります。まずは「メニューを選ぶ→日時を選ぶ→必要な情報を入力する→予約完了」という流れを試し、不要な操作がないか確認しましょう。

4. 予約確定をわかりやすく伝える

予約完了画面や自動通知で、日時・メニュー・場所・変更方法を確認できるようにします。承認制の予約であれば「仮予約」と「確定」の違いを明示することも重要です。

5. 電話やLINEも選べるようにする

アンケートでは電話やLINEを選んだ人もいます。施術内容の相談には電話やLINEを残し、日時だけを決めたい人にはWeb予約を案内するなど、患者さんが選べる仕組みが現実的です。

実際の導入事例:予約導線の見直しから新規予約へ

ぽちりの紹介資料には、予約システムの導入後、新規のお客様から予約が入るようになったという利用院の声が掲載されています。これは個別の利用事例であり、すべての整体院で同じ結果が得られることを意味するものではありません。

それでも、すでにホームページやSNSを運用している院ほど、広告費を増やす前に「予約ボタンが目立つか」「予約画面で迷わないか」「希望日時がすぐわかるか」を確認する価値があります。

予約導線を改善したら、数字で効果を確認する

予約導線を整えた後は、感覚だけで評価せず、数字を記録しましょう。特に次の4つを継続して確認することをおすすめします。

  • 予約ページへのアクセス数(媒体別)
  • 予約ページの閲覧から予約完了までの割合
  • 月間の新規予約数と新規来院数
  • Googleマップ・Instagram・ホームページ別の予約流入数

アクセスはあるのに予約が少なければ、メニュー説明、入力項目、空き枠の不足など、予約画面の問題を確認します。一方、予約ページへの流入そのものが少なければ、GoogleマップやSNSからのリンク配置を先に見直すとよいでしょう。

ぽちりなら、予約途中の離脱箇所まで分析できる

ぽちりの予約フロー分析画面:予約フォーム開始14件、予約完了3件、予約完了率21.4%、最も離脱が多い箇所はメニュー選択→担当者選択

治療院向けシステム「ぽちり」では、予約数だけでなく、患者さんが予約のどの段階で離脱しているのかを確認できる「予約フロー分析機能」を搭載しています。

例えば、上の画面では、予約フォームを開始した14件のうち、予約完了まで進んだのは3件で、予約完了率は21.4%となっています。

さらに、メニュー選択から担当者選択に進む段階で5件が離脱していることも確認できます。

このように、予約のどの段階で患者さんが離脱しているかを可視化することで、「担当者の選択方法がわかりにくいのではないか」「入力項目が多すぎるのではないか」など、改善すべきポイントを検討できます。

予約システムを導入して終わりではなく、実際の予約データをもとに改善を繰り返すことが、新規患者を取りこぼさない予約導線づくりにつながります。

まとめ:新規集客は「見つけてもらう」だけで終わらせない

2026年5月に実施した当社の独自アンケートでは、整体院の初回予約で便利だと感じる方法として、61.4%が予約カレンダーを選びました。また、予約の確定が早いこと、自分のタイミングで予約できること、やり取りが面倒でないことが重視されていました。

検索やSNSから興味を持ってもらえているのに予約につながらない場合、集客施策を増やす前に、スマートフォンで予約完了までを一度試してみてください。患者さんが感じる小さな手間を減らすことが、新規予約の改善につながる可能性があります。

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調査概要

項目内容
調査主体frontLine合同会社
調査時期2026年5月
調査方法インターネット調査(Webアンケート)
調査対象20〜60代
調査人数200人(調査全体)
備考図1は社内資料の集計値をもとに再作図

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