一人で整体院を運営していると、施術中の電話に出られない、予約の変更を手作業で処理している、患者様の施術履歴を探すのに時間がかかる、といった悩みが生じがちです。受付スタッフがいない一人整体院ほど、予約管理を自動化するメリットは大きくなります。
ただし、「無料だから」「機能が多いから」という理由だけで選ぶと、予約件数の上限や必要な機能の不足に気づくことがあります。大切なのは、料金と操作性だけでなく、自院の予約ルールやカルテ運用に合っているかを確認することです。
この記事では、一人整体院で比較したい予約システム7つを紹介し、選び方・費用の考え方・導入手順まで解説します。
※2026年10月時点の情報です。各社の料金・機能は変更されるため、導入時は公式サイトでご確認ください。
一人整体院が予約システムを導入するメリット
施術中の電話対応を減らせる
Web予約を24時間受け付けられれば、施術中に電話へ出られない場合でも、患者様が空き枠を確認して申し込めます。電話予約を完全になくす必要はありませんが、予約受付の一部を自動化できます。
予約の重複・見落としを防ぎやすい
紙の予約台帳やLINEのトーク履歴だけで管理すると、予定の反映漏れが生じることがあります。予約システムで空き枠を管理すれば、二重予約防止に役立ちます。
患者様がスマホから予約しやすくなる
患者様がスマートフォンで日時・メニューを選択できるかは重要です。予約ページの見やすさと、入力項目の多さも確認しましょう。
来院履歴を次回予約・経営改善に活用できる
予約情報と顧客情報を紐づけて管理できれば、前回の来院日や利用メニューを確認しやすくなります。電子カルテや会計まで一元管理できるサービスなら、別々の台帳を使う手間も減らせます。
一人整体院におすすめの予約システム7選【比較表】
| サービス | 月額料金の目安 | 特徴・向いている使い方 |
|---|---|---|
| ぽちり | 3,980円〜(税抜) | 治療院特化。機能改善の相談、予約・カルテの一元管理 |
| Square予約 | 無料〜/有料3,000円〜 | 無料から予約と決済をまとめたい |
| STORES予約 | 無料〜/専用有料プランあり | 予約・事前決済・回数券を重視 |
| Airリザーブ | 無料〜 | シンプルなネット予約と予約台帳 |
| RESERVA | 無料〜 | まず無料で予約受付を試したい |
| SelectType | 無料〜/1,650円〜(税込) | 予約フォームを細かく設定したい |
| バディフル | 5,000円〜(税抜・要確認) | LINE中心の予約運用を検討 |
※月額料金は比較の目安です。決済手数料・予約件数の上限・使える機能・契約条件はプランで異なります。バディフルの料金は公開済みの比較記事も参考にしており、申込前に公式サイトで再確認してください。
1.ぽちり|治療院の運用に合わせて機能改善を相談できる

ぽちりは、整体院・鍼灸院・整骨院向けの予約・顧客管理システムです。最大の特徴は、既製の機能に院側が合わせるだけでなく、治療院ごとの要望を直接聞き、必要に応じて機能追加・改善を検討できることです。
例えば「施術後に準備時間を取りたい」「患者様によって予約可能メニューを変えたい」「自院独自のカルテ項目がほしい」といった、現場ごとの運用について相談できます。対応可否・実装時期は個別判断ですが、画一的なシステムに不便を感じている一人院には重要な選択肢です。
- 予約導線プラン:月額3,980円(税抜)
- カルテ活用プラン:月額6,980円(税抜)
- 初期費用0円。予約・顧客管理・問診・カルテ・会計などを必要に応じて活用
- 紙カルテの無料移行サポートを毎月3社限定で実施(範囲・条件は個別確認)
向いている院:安さだけでなく、自院の予約ルールやカルテ運用に合うシステムを使いたい院。
2.Square予約|無料から予約管理と決済を一緒に始めたい

Square予約は、無料プランからオンライン予約サイト・自動リマインダー・決済関連機能を利用できるサービスです。iOS・Android向けモバイルアプリも案内されており、スマホで予約状況を確認したい院と相性がよいでしょう。
料金はフリー0円、プラス月額3,000円、プレミアム月額8,000円(公式料金ページ掲載)。オンライン決済・対面決済には別途手数料がかかります。Googleカレンダー同期など、一部機能は上位プランです。
向いている院:キャッシュレス決済を含めてシンプルに始めたい院。電子カルテなど治療院特化の業務要件は別途確認が必要です。
3.STORES予約|予約・事前決済・回数券を重視したい

STORES予約は、オンライン予約や顧客管理、事前決済などを提供するサービスです。回数券の販売にも対応しており、料金を事前に受け取りたい整体院では検討価値があります。
フリープランがありますが、予約数や機能に制限があります。専用有料プランの料金は契約期間・支払方法でも変わるため、利用予定の予約件数とあわせて比較しましょう。
向いている院:事前決済や回数券の販売を予約導線とまとめたい院。
4.Airリザーブ|予約台帳のデジタル化から始めたい

Airリザーブは、ネット予約・電話予約・店頭予約を一元管理できる汎用型サービスです。ネット予約の受付を無料プランから始められます。
予約受付を中心に導入したい一人整体院には分かりやすい選択肢ですが、カルテや治療院固有の業務までまとめたい場合は別の仕組みが必要になる可能性があります。
向いている院:まずは紙の予約台帳を減らし、Web予約を導入したい院。
5.RESERVA|無料で運用を試しながら拡張したい

RESERVAは幅広い業種で利用されるクラウド予約システムです。無料プランから始められ、有料プランへ段階的に移行できます。
月間予約数や登録できる内容などにプラン別の制限があるため、無料という理由だけで選ぶのではなく、月間予約数と必要な運用を照らし合わせてください。
向いている院:まずWeb予約を試し、必要に応じてプランを見直したい院。
6.SelectType|予約フォームを細かく調整したい

SelectTypeは予約システム・フォーム・ホームページ機能を組み合わせられるサービスです。無料プランに加え、ベーシック月額1,650円(税込)などのプランが用意されています。
無料プランには予約可能期間などの制限があり、ベーシック・プロフェッショナルでも利用できる枠や機能に違いがあります。施術メニューや質問項目を調整したい場合は、事前に設定画面で検証しましょう。
向いている院:予約フォームを自分で設定・管理したい院。
7.バディフル|LINEを予約窓口として活用したい

バディフルは、治療院向けのLINE予約を軸にした予約システムです。LINEからの予約受付、自動リマインド、スタッフ管理などが案内されています。
LINEを患者様との主要な連絡手段にしている整体院では候補になります。一方、電子カルテや会計などをどこまで一元化するか、オプション費用が必要かは導入前に確認するとよいでしょう。
向いている院:LINEからの予約率を高めたい院。
参考:【2026年】整骨院・接骨院向け予約システムおすすめ8選
一人整体院が失敗しない予約システムの選び方【6つのポイント】
1.月額料金ではなく年間総コストで比較する
無料プランでも、予約件数を超えると有料化が必要な場合があります。月額費用に加え、決済手数料、追加機能、データ移行、契約期間を確認しましょう。
2.施術中でもスマホから管理しやすいか
予約確認・変更・休業設定などをスマホで試してください。患者様側の予約フォームも実際に開いて、予約完了までの手順を確認しましょう。
3.施術時間・準備時間・休憩時間を反映できるか
60分施術の後に15分の準備時間を確保したい場合、予約枠を柔軟に設計できるかは重要です。予定の重複を防止する仕組みも確認してください。
4.顧客管理・電子カルテを後から使えるか
開業時は予約だけでも、患者様が増えれば施術履歴や問診の確認が必要になります。将来の運用まで想定して比較しましょう。
5.機能が足りないときに改善を相談できるか
「特定の患者様のみ予約できるメニュー」「回数券の独自ルール」など、整体院ごとの要件がある場合、機能表だけでなく、改善要望への対応姿勢も判断材料です。
6.顧客データを移行・出力できるか
既存の顧客情報や予約履歴を引き継げるか、将来システムを変更するときにデータを出力できるかを確認してください。
一人整体院には「無料」と「有料」のどちらがよい?
開業直後で予約件数が少なく、Web予約だけあれば十分なら無料プランから試すのは合理的です。一方、電話対応の削減だけでなく、電子カルテや問診、来院履歴、リピート分析まで活用するなら、有料でも業務時間の削減につながるかを比較しましょう。
例えば月額3,980円のシステムで月に2時間の事務作業を減らせた場合、時間当たりの価値は1,990円です。費用対効果は売上増だけでなく、院長が施術や顧客対応に集中できる時間でも評価できます。

一人整体院の予約システム導入手順
- 現在の予約受付方法、月間予約数、困っている作業を整理する
- 候補を2〜3サービスに絞り、スマホで予約・変更を試す
- 施術メニュー、営業時間、休憩時間、予約ルールを設定する
- 既存の顧客・予約情報を必要に応じて移行する
- テスト予約を実施し、ダブルブッキングや通知を確認する
- 問題がないことを確認して運用を切り替える
紙カルテを使う一人整体院なら、乗り換えと同時に電子化も検討
一人整体院では、紙カルテを探す時間や、予約情報と施術履歴を別々に管理する時間も無視できません。予約システムを見直す際に電子カルテを導入すれば、患者様の情報を検索しやすくなります。
ぽちりでは紙カルテの移行を支援しており、毎月3社限定で無料移行サポートを実施しています。対象範囲・方法はカルテの状態などを確認して個別に案内します。
よくある質問
Q. 一人整体院でも予約システムは必要ですか?
必須ではありませんが、施術中の電話対応や予約管理に負担があるなら導入価値があります。まずは現在の作業時間を把握しましょう。
Q. 無料の予約システムでも十分ですか?
予約数が少なく基本的な受付だけなら十分な場合があります。ただし、予約上限・広告表示・通知・決済手数料・予約可能期間を確認してください。
Q. スマホだけでも運用できますか?
スマートフォン対応を案内するサービスはありますが、初期設定や一部の管理機能はPCの方が操作しやすい場合があります。実機でお試しください。
Q. LINE予約とWeb予約はどちらがよいですか?
患者様が普段使う導線に合わせて選びます。LINEのメニューからWeb予約ページへ誘導する方法もあるため、「LINEから予約できる」の具体的な仕組みを確認することが重要です。
Q. 既存の紙カルテは移行できますか?
サービスによって異なります。ぽちりでは毎月3社限定の無料移行サポートを案内しています。
まとめ|一人整体院こそ、予約管理の省力化と自院に合う運用を重視
一人整体院の予約システム選びでは、「料金が安い」「無料で始められる」ことだけでなく、院長が施術に集中できる仕組みを作れるかが重要です。予約件数の上限、スマホでの操作性、施術の準備時間、カルテとの一元管理を比較してください。
とくに、既存システムでは自院の運用に合わないという場合は、機能追加・改善を相談できるかが大きな判断材料になります。
ぽちりは治療院ごとの要望を直接受け、機能の追加・改善を検討できる予約・顧客管理システムです。月額3,980円(税抜)から利用でき、毎月3社限定の紙カルテ無料移行サポートも提供しています。
「今のシステムでできないことがある」「予約とカルテをまとめたい」という方は、まず現在の運用についてご相談ください。